いぬがらし (犬辛子)
学名 Rorippa indica 日本名 イヌガラシ 科名(日本名) アブラナ科 日本語別名 漢名 蔊菜(ｶﾝｻｲ,hàncài) 科名(漢名) 十字花(ｼﾞｭｳｼﾞｶ,shízìhuā)科
漢語別名 印度蔊菜(ｲﾝﾄﾞｶﾝｻｲ,induhancai)、江剪刀草(ｺｳｾﾝﾄｳｿｳ,jiangjiandaocao) 英名
| 2008/04/29神代植物公園 | |
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| 辨 | イヌガラシ属 Rorippa(蔊菜 ｶﾝｻｲ,hàncài 屬)の植物には、世界に約70-90種がある。 サケバミミイヌガラシ R. amphibia 北アフリカ･歐洲～シベリア産 ミミイヌガラシ R. austriaca 中&東歐～西シベリア産 ケタマイヌガラシ R. barbareifolia(山芥葉蔊菜) 中国東北･内外蒙古･シベリア･極東ロシア･アラスカ産 コイヌガラシ R. cantoniensis(廣州蔊菜･微子蔊菜･細子蔊 菜･包蔊菜･廣東葶藶･沙地菜) 日本(北海道･本州･四国･九州)･朝鮮･中国･東南アジア･極東ロシア産 『中国雑草原色図鑑』79 マガリミイヌガラシ R. curvisiliqua 北米西部･アラスカ産 ミチバタガラシ(ナガミノイヌガラシ) R. dubia(R.heterophylla, R.montana;南蔊菜･ 無瓣蔊菜･塘葛菜･野油菜･江剪刀菜･干油菜･野菜子･清明菜･葶藶) 日本(北海道･本州･四国･九州･琉球)･朝鮮･臺灣･中国(華東･両湖･両広･西南)･インド･マレーシア産 『中国雑草原色図鑑』86 R. elata(高蔊菜･苦菜･葶藶) 陝西･青海･四川･雲南･ヒマラヤ産 『中国本草図録』Ⅷ/3605 ミギワガラシ R. globosa (R.nikkoensis;風花菜･球果蔊菜･圓果蔊菜･水蔓菁･銀條菜) 北海道･本州中部以北･中国東北･華北･華東･両湖･両広･雲南･蒙古･東シベリア産 『中国本草図録』Ⅵ/2631･『中国雑草原色図鑑』84 イヌガラシ R. indica(R.montana, R.atrovirens;蔊菜･印度蔊菜･葛菜･葶藶･ 江剪刀草･香薺菜･野油菜･干油菜･野菜子･天菜子) 『中国本草図録』Ⅵ/2632 スカシタゴボウ R. palustris(R.islandica var.fernaldiana;沼生蔊菜･風花菜) 『中国雑草原色図鑑』85 キレハイヌガラシ(ヤチイヌガラシ) R. sylvestris(R.liaotungensis;歐亞蔊菜) 西歐～シベリア･中国新疆産、北海道･本州･四国に帰化 コゴメイヌズラシ R. teres 中&北米産 |
| 漢名を葶藶(ﾃｲﾚｷ,tínglì)という植物については、イヌナズナを見よ。 | |
| アブラナ科 Brassicaceae(十字花 shízìhuā 科)については、アブラナ科を見よ。 | |
| 訓 | 小野蘭山『本草綱目啓蒙』22(1806)蔊菜に、「イヌガラシ タガラシ和州 ノガラシ豫州 キツネノカラシ同上 アゼダイコン ハタゞイコン仙台 アゼガラシ大坂 ゴボウナ江州」と。 |
| 説 | 北海道･本州･四国･九州･琉球･朝鮮･臺灣･華東･陝甘･西南･湖南･廣東･インドシナ･ヒマラヤ･インド･スリランカ･熱帯アフリカに分布。 |
| 誌 | ミチバタガラシ及び本種の全草を、蔊菜(ｶﾝｻｲ,hàncài)と呼び、薬用にする。 |
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